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毎日の積み重ねが大事 → とりあえず日記として始めます

体調が悪い?じゃあファスティング(断食)しよう

いきなりなのですが、実は過去数年相当体調が悪く、正直仕事するのもしんどい状況でした。

とにかく頭が重くて、ずっとぼーっとする感じ。頭は働かないし、短期の記憶もできない状況に陥っていたのです。

元々酒飲みで、ほぼ毎日みないな感じで飲んでたので「きっとアルコールのせいだろう。そろそろ辞めないとな。」とか思って考えていたのですが、酒を控えても一向に良くならず。

これはヤバいと思って病院にかかったのですが、通常の人間ドックや内視鏡はじめとした検査では何も引っかからず。

どうしようもない状況でかかったのが都内の某所にある栄養外来で、そこで始めて「副腎疲労」と言われました。

そもそもで腸内環境が悪化している、これが原因で体の至るところで炎症を起こし、結果その炎症が脳の方にも行っている、と言われました。

 

その腸内環境を良くするためには小麦を原料とした食品や乳製品を避けること。小麦にはグルテンと呼ばれるタンパク質が含まれており、あのパンのもちもちとした食感はグルテンによるものなのですが、これが腸内環境を悪化してしまうので、まずそれを避けようというふうに指導されました。

乳製品についても同様でカゼインと呼ばれる成分が同じく腸内環境を荒らしてしまうので、辞めたほうがいいとのことでした。

 

現代の我々にとって、多くの食品に小麦も牛乳も使われており、完全に除去するのが正直難しいというのが本音のところで、グルテンフリーやカゼインフリーにトライしようと思った人がみんなぶち当たる壁だと思っています。

 

そこで、いっそのこと、食事を取らないという選択肢はないでしょうか?

それが「ファスティング」、つまり断食です。

断食というと、1日中何も食べないとか、何も食べないのは空腹過ぎて死にそうになる、というイメージがあるかもしれません。

全く1日中食べないようなキツイ断食をいきなり始めてしまうと逆に体にとって悪影響を及ぼしますが、徐々に抜いていくと非常に体には良い影響をもたらしてくれます。

 

ご存知の方も多いかと思いますが、2016年にノーベル医学生理学賞を受賞された東京工業大学の大隈良典教授によって発見された「オートファジー」というものがあり、これにより体の自浄作用が活性化されるのです。

 

オートファジーは飢餓状態になると発動します。

人間は飢餓状態になると、細胞内に膜が発生し、細胞質成分を包み込んで、体内の不要分を分解して体の栄養源にします。

最後に食事をしてから10時間がすぎると肝臓に蓄えられた糖が分解され、16時間を超えたあたりから実際にオートファジーが機能して体の不要分が掃除されていくそうです。

 

私もまず最初の朝食を抜くところからファスティングをはじめました。

最初は慣れないので、ナッツなどの補食をしながら徐々に慣らし、今では午前中は朝ごはんを食べない状況でも全くお腹がすかない状況になりました。

また、昼も夜も全体として食事の量が以前食べていた量よりもはるかに減り、よく「腹八分」と言われるかと思いますが、腹八分でも全然腹持ちするようになりました。

もちろん、グルテンを含む食事も控えているため、全体として体調が大分よくなってきています。

 

現代では「足す」ことばかりに主眼を起きがちですが、「引く」ことっていうのをもう少し意識した方がいいと思います。

この話はまた自分の体験記としてどこかで本にまとめようと思います。

 

以下、ご参考まで。

超参考になります。

ファスティングは可能なら医師の指導の元やったほうがいいと思います。低血糖とか起こしかねないので。

 

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